黒檀が使われている家具と高額買取になりやすいわけとは?
黒檀の家具は高額買取になる傾向があります。
これは黒檀の家具が他のものとくらべ特別なものであり、黒檀の家具自体珍しいものであるという理由もあります。
ここではそんな黒檀についてご紹介します!
黒檀とは?
黒檀とは、東南アジアからアフリカに広く分布するカキノキ科の常緑高木の数種のことで、材質はとても硬くて黒く光沢があります。
唐木の一種の黒檀は、世界でもっとも良質の木であり、 堅くて強靱、半永久的な耐久力、キメの緻密さ、油脂感触の出る光沢があります。
彫刻や建築材、高級家具材、楽器などに適しており、古くから珍重され、インド、タイ、ミャンマー、インドネシアが主な産地です。
色の濃淡が縦模様で黒と褐色の木目が特徴の黒檀は、比重が高く水に沈むほどの木で、紫檀や鉄刀木(たがやさん)とともに唐木3大銘木の一つに数えられる銘木です。
烏木(うぼく)、烏文木(うぶんぼく)の呼称もあります。
黒檀の家具や加工品
黒檀や紫檀、鉄刀木などは唐木と呼ばれる木材でも、高級材で、黒檀は中でも特に硬く加工が困難とされています。
この理由から黒檀の材料としての値段の高さもあって、家具や黒檀の加工品は高級品として取り扱われています。
漆黒のものを本黒檀、縞模様があるものを縞黒檀などと呼び用途に沿って使用しますが、加工されるものは幅広く、
- 家具
- 箸
- 箸置き
- 印鑑
- フルートなどの一部
- 欄間(らんま)などで建物の装飾
などに使用されています。
少しユニークなところでは、黒檀の硬さを生かして木刀、パークゴルフのクラブヘッドの素材などにも使われます。
また仏壇やそのほかにも、
- 経机
- 数珠
- リン棒
など、仏具全般に使われます。
これは、昔から、高貴な色と言われる黒であることや、硬くて壊れにくい性質、磨けば磨くほどでる光沢といった特徴によるものと思われています。
また、硬く澄んだ音もするので、戒尺(かいしゃく)と呼ばれる読経の拍子を揃えるために打つ拍子木様の仏具にも使用されます。
材料として黒檀と入手するには、大きなものでないのであれば、ホームセンターやネット通販で買うこともできます。
このように黒檀は
- 材料としての高級さ
- 美しさ
- 加工のむつかしさ
など3点の特徴などから、家具として使用されているものは買取においても人気があり、高額査定になりやすくなっています。
黒檀が使用されている家具が高額査定できる理由をご紹介してまいりましたが、少しでもご参考にしていただければ幸いです!